「海外遠征記」カテゴリーアーカイブ

帰国!

チューリッヒが朝霧が酷くて出発時間が一時間ほど遅くなり、到着時間も遅くなりました。
自転車も無事に受け取ることが出来、一安心。

今から羽田空港へ向かいます。

My Race is Over!!

トラブル無く、身体は無事でレースを終えることが出来ました。
この時、この場所、この状況で出来る事はやったと思えました。
結果は-1LAPの25位と店長の予想通りの結果です。

試走の時から現実を知らされていたので、緊張は全く無くレースに臨むことが出来ました。

ひとまず、夢が実現した事に有難く思います。
新たな挑戦は今のところありませんが、暫く休息と思案する時間を取ろうと思います。

家族に感謝!
ありがとうございました

会場の下見!

明日のレースの下見をしてきました。
が、途中道に迷ってしまい、試走することが出来ませんでした。

Gossauって、ザンクトガレンとチューリッヒにあるんですね!
レース会場はチューリッヒの方でした。
精神的にやられました。

いい感じに雨で泥々です。
明日は止む予報ですが、泥レースは確実です。
とりあえず、ノートラブルで乗り切りたいです。
では、おやすみなさい!!

Sea Otter Classicへ向けて その 四

海外遠征記 その4
【出国!】
いよいよ出国の日が近づいてきた。木曜日の17:30に出発予定だ。今まで数度海外に行った事があるが時差ボケをした事が無かった。しかし、今回も無いとは言い切れない。
しかも今回はレースにエントリーして力を出し切るのが目的なので、時差ボケになる事は絶対に許されない。
そのため、水曜日に帰宅すると食事を済ませて、すぐに寝た。21時前に寝て、24時に起き、それから起き続け、飛行機で食事を取った後に寝る予定だ。つまり出国前日から現地時間で生活するという事。
睡眠時間が3時間程度と短いが国内のレースの時も似たようなものなので、あまり不安は無かった。
24時に目覚まし時計が鳴り、意外とすっきりと目覚める事が出来た。
眠気覚ましにコーヒーを飲み、朝ごはん(現地時間での)を食べた。これから出国準備に取り掛かる。
まずは自転車の整備だ。掃除だけは週末に終わらせていたので、メンテナンスとパッキング作業をしなければならない。しかし、時間だけはたっぷり有るので丁寧に作業を進めた。
ブレーキパッドは前後共に残っていたが、新品に交換し変速機の調整もすんなりと終わった。ワイヤー・チェーンに注油をしてメンテは終了。パッキング作業は色々と試行錯誤を繰り返し、無事に終えた。試しに抱えてみるとやはり重い!完成車重量は9kg程のはずだが、工具(六角レンチ・タイヤレバー・フロアポンプ・ヘックスレンチ・エアゲージ・トルクレンチ・チェーンオイル(スプレー式でない))とヘルメット・シューズ・ウェア類・着替え等々が入っているので、重くなってしまった(空港で計ると25kg)。現地で入手するものとして、スペアチューブと携帯空気入れがある。事前にモントレー市内の自転車屋の住所は調べておいたので問題は無い。
反対に手荷物はバックパック1つで身軽だ。カメラ・携帯・財布・パスポート・ボールペン・上着一枚・ハンドタオルくらいしか入っていない。
一通り準備が済み、13:00くらいに家を出た。忘れ物が無いか、何度も確認をして家の鍵を閉めた。
これから起こるだろう色々な事を考えると楽しみだ!
【空港で】
自転車があるので早めに搭乗手続きを済ませておきたかった。カウンターへ向か
い専用の端末で手続きを進めた。今回はeチケットという紙ではない航空券を利用してみた。
パスポートを読み取らせ、手続きを進めると現地での滞在場所(ホテル名・郵便番号)の入力が必要になった。携帯電話とipodのメモに全てメモリしていたので、入力し先に進めた。
自転車を預ける時に、問題が発生した。というのも関西からサンフランシスコへの移動は問題ないが、モントレー行きの飛行機が小さいので自転車が詰めないかもしれないという事らしい。
それで色々と聞いてみると最悪の場合、荷物を捨てて行くか(そんな人間がいるのか?)、自分で移動するかしないとの事だった。レースに行くのに自転車無しはありえないので荷物を捨てるのは除外、自分で移動となるとレンタカーしかし国際免許は持っていない。どうするか?と不安になった。
とりあえず、自転車は預けて超過料金1万8千円を支払った。領収書を受け取り、
すぐさま本屋に向かった。アメリカでのレンタカー事情を調べる為だ。
色々と見ていると、一部のレンタカー会社は免許証の翻訳サービスも実施しており、国際免許は必須ではない事がわかった。しかし、事故等のトラブルでレースに出られなくなるのは避けたかったので、レンタカーは最悪の選択肢とした。
あとは現地で必死の説得劇を演じるしかないと腹をくくった。
レースをしにアメリカに来ている事、生活は掛かっていないが命がけである事を伝え、土下座でもしてやると思ったら気が楽になった。おかげで搭乗時間までリラックスする事が出来た。
【入国】
機内で入国の為(関税等の申告書)の記入をする必要がある。そのため、機内にボールペンを持ち込むことをお勧めする。機内で記入を済ませておいた書類とパスポートを手に列に並び、イミグレーション(入国管理)と写真撮影と指紋の登録を行い、いよいよアメリカに入国だ。自転車を受け取り、入国審査場へ移動しようとしていたら、空港のスタッフが「自転車かい?」と聞いてきたので、「モントレーまで行くんだけれど」と言うと親切にも「ここで預かるから」と言ってくれた。そのまま自転車を預けてエスカレーターに乗った。
全身丸見えに出来る噂の機械に通された。上着と靴を脱ぐように言われ、機械に入れられた。
パスポートを入れておくベルト式のケースを付けたままだったので、外して再度機械に通された。
問題なくチェックが終わり、入国完了だ。靴を履きながら、モントレー行きの飛行機内に自転車を詰めるかどうか聞かなければならない時がきた。
「いぬねこ劇場 第一幕」の開演か?と思いながら、ユナイテッド航空のカウンターへ行った。つたない英語で自転車の運搬が出来るかどうかを聞いたが、女性スタッフは「私では分かりかねます。後から来るスタッフに聞いてください。」と言われた。後から来るスタッフが搭乗前15分とかに来るはず・・・
とりあえずユナイテッド航空のスタッフを探し、聞いてみる事にした。残り時間が50分と短いがとりあえず来た方向に戻った。まずは案内所のスタッフにユナイテッド航空のスタッフのいる場所を聞きだすこと、走り回った挙句に搭乗手続きカウンターに戻された。男性スタッフがいたので、聞いてみた。「日本のカウンターで飛行機が小さいから自転車が載せられないかもしれない。と聞いたのだけど」。
すんなり「うん、問題ないよ。OK!OK!」あまりにもあっけない結末ので、イマイチ信用出来なかった。
結果としては問題なく、移動が出来モントレーまで楽に移動が出来た。
飛行機は確かに小さいプロペラ機だったが、飛行機の貨室はそれほど狭くは無い様だ。
IMG_0021_convert_20110730213711.jpg
モントレー行きのプロペラ機!
IMG_0022_convert_20110730213730.jpg
見覚えのある段ボール箱に一安心・・・
IMG_0001_convert_20110730213324.jpg
無駄になったレンタカーガイド・・・嬉しい誤算?だった
つづく・・・

Sea Otter Classicへ向けて その 三

既に記憶が薄れていっているのが不安ですが、少しずつ再開します。
【出国準備】
必要なものは海外旅行と同じでパスポートは期限内である事を確認します。
パスポートを所有していない場合は旅券発行所で手続きして発行してもらってください。
発行方法等はここでは言及しませんので、分からない方はWEBで調べて下さい。
アメリカに渡航する48時間前までにESTA(エスタ)に個人情報を登録しクレジットカードで登録料を支払っておかなければアメリカへの入国が出来ません(有効期限は2年間)。ESTAのWEBサイトは日本語も有りますので忘れないように登録してください。
クレジットカードをお持ちでない方は、家族名義でも構わないようです。詳しくはESTAのサイトをご覧下さい。
【航空券の手配】
コネ・カネ共にないので、WEBで『格安航空券』で調べました。自分のスケジュールは決まっているはずなので、数箇所のサイトで一番安いものを購入しました。
但し自転車を運ぶので直行便限定で探しました。とはいえサンフランシスコからモントレーまでは乗継がありましたが。この辺りは後で少し詳しく書こうと思います。
今回は木曜日の夕方(日本時間)に出国し、火曜日の朝(現地時間)でしたので金・土曜日の空港利用が無いので少しリーズナブルでした。
料金は為替や原油価格で大きく変動するので、値段は運任せの所があるのは仕方がありません。
ちなみに今回は「ユナイテッド航空」を利用しました。
装備は普通でサービスも普通です。可もなく不可もなく、安心して利用できる航空会社だと思います。
【宿の手配】
いつもbooking.comを利用しています。予約は全てWEBで行え、しはらいはクレジットカード(現地支払い)のみです。
登録されている宿の数も多く、地図やホテルの写真・利用者の感想も書き込まれているので、初めてでも不安が少なく利用できます。
宿の料金は本当にピンキリであります。気をつけたいのは値段が安いのはそれなりの理由があるという事です。ロケーションだけで安い場合も有りますが、治安やセキュリティに問題があり安い場合もあります。
特に命に関わる話なので、あまりケチると自分の人生が残念な事になるので気をつける必要があると思います。
今回は3つ星のホテルで金曜日・土曜日は少し高かったですが、朝食付で一泊辺り80$(×五泊)くらいでした。
基本的に土足(+自転車に理解がある)文化なので自転車の部屋への持ち込みは大丈夫でしょうが、予約の時にホテル側に事前に質問しておくと良いと思います。
帰ってくる度にバラして箱に入れるのは大変ですから。
【その他の装備】
今回、宿に無料のwifi環境があるとのことで、色々と悩んだ挙句スマートフォンを購入する事にした。
選んだのはMotorola Defyという機種で日本では正規には発売していないモデル。買値はたしか4万円くらいだったと思う。
選んだ理由として、シムフリーでアメリカでも現地のシムさえ挿せば通話が可能だという事と、防水機能があり、対衝撃性能が強いという事。
自転車移動が多いので、対衝撃性能はかなり優位な性能だと個人的には思う。
通信機器は壊れたら精神的ダメージが大きいので。
現地のプリペイド式のシムは空港でも手に入り、安いのは35$(AT&T社)程度からあった。
現地に知り合いはいないが、緊急時にホテル・警察等に連絡できるのはかなり精神的に安心できると思う。
【レースへのエントリー】
上までは普通の海外旅行と同じですが、レースが目的なのでレースにエントリーをしておく必要が有る。
今回はSeaOtterClassicにエントリーなので、事前(11月)にWEBサイトからエントリー手続きを済ませておいた。
支払いはオンラインでクレジットカード払いで、簡単にエントリーが出来る。
アメリカでのレース実績が無いのなら、出られるレースはCAT.2(カテゴリー2)以下となる。
前年度のリザルトを見ると、かなりハイレベルな事が伺えた。
散々悩んだ挙句にCAT.2にエントリーする事にした。しかも前日にもグランフォンドにもエントリーした。
両方とも20.2マイルと中々の距離で、レース前日にお遊びとはいえ大丈夫か?
とも思ったが、レースのみで帰国ではもったいないしアメリカのトレールを走れるのだから、それでも良いと思えた。そもそも結果を出せるとは思えないし、後の世代への情報収集が主目的なので可能な限り濃い情報を得る必要があったからだ。
次回へ続く