先日の豊川からの帰路に少々愛知の高速が渋滞気味で帰宅時間が遅くなってしまいそうでした。
今所属している会社はフレックスが使用できるので、朝は10時までに出勤すれば全く問題がないのですが、
今まで1度しか使用した事がありません(市役所での所用があった為)。
「明日はフレックスを使用して遅めに出勤しようかと思うけど、遊び(自分勝手な理由)で使用するのは・・・」と会話の流れで出てきました。
その前の会話で日本人の仕事のやり方について話していた事もあり、日本人的な発想だなぁ！と指摘されてしまいました。
その時は、確かにその通りだと思いましたが、その後も色々とその事について考えていました。
世界での評価では｢勤勉で礼儀正しい、その上協調性がある｣と言われている日本人ですが、近年もその美点は生きているのでしょうか？
答えは否のような気がしています。
まぁ、全ての日本人をサンプリングするなんて事は無理で、全てを語ることは出来ない事は分かっています。
その点を踏まえて、あえて言います。
日本人は恥の文化で英米は罪の文化だとも言われています。
日本人は恥をかく事を一番の悪とし、恥をかかなければ罪を感じにくいそうです。
つまり、恥を忘れた日本人は罪も感じないという事だと言えます。
最近の事件を見ていると恥も罪も知らない身勝手な事件が多い気がします。
我慢をするとか、耐えるという事が出来ないのでしょう。
あと、先を見る事が出来ない。
自分の行動がどういう影響を与え、その結果どうなるのか？を予見出来ない。
一国民である私が、｢さもしい人だ！｣と発言するのと、一国の総理大臣が言うのとでは重み(他者に与える影響度)が違う！
あと、同じ人でも年齢によっても変わってくるし、状況によっても変わってくる事でしょう。
我慢や忍耐は先に述べたフレックスという自由を使えるが使わないという事でも鍛えられると思っています。
私の甥や姪の話ですが、海外旅行に行くのに小学校を休み家族で行ったそうですが・・・
幼い時(自分で選択できない時期)からそのような事をしていると、この先大丈夫か？と思ってしまいました。
心を鍛える事は難しく、一朝一夕では培われる事はない物です。
ヴィクトール・フランクルも『夜と霧』の中で、強い人間とは何か(これは自己解釈ですが)？
について書いています。
甘えられるときに甘えておこう！も確かにその通りです(無い袖は振れませんからね)が、
甘えられる時(リカバリが可能な状況の時)に自己に厳しくしておいて、過酷な状況下になった時の準備をしておく事も選択肢としてありだと個人的には思います。
そして、私は後者を選択しています。
人生いつどのような状況になるのかは分かりませんし、一寸先は闇ですから・・・
学生時代は「我慢する事が目的になり、何の事か分からない事が多かったですが、今は無駄では無かったと断言できます。」
まだまだ、心は鍛練中の未熟者！
頑張ります！
人は一代、名は末代！！ですから

大人の行動がそれだと思う。
自由とは与えられるものではなく、自分で得るもの！
日本人は歴史的に見ても、
自由は与えられるものだと捕らえがちだと思う。
自己責任の下であれば、人は自由だ！
最近は責任だけでなく、
自分の命まで他人任せの人が多い気がする。

ふと思ったのだが、人はよく勝ち負けを語りたがるものだ。
単なるゲーム(遊び)だったり、レース(競技)だったり、テスト(試験)だったりと
数多くの事柄に勝敗を付けてしまいがちだ。
その多くは「それは単なる自己満足だろう？」の一言で片付けられてしまう。
自己を満足させる事を否定はしないし、逆に良い事だと個人的に思う(自己責任の範囲内でなら)。
自分の場合は自転車競技だが、今年で１９年目に突入した。
自分の中での自転車競技の優先順位は毎年変わっているが、１８年は続けていることになる。
続けている事でやっと見えてきたものがある。
逆に続けていたから見えないものもあっただろう。
相手を負かしたいとか、誰々には負けたくないとか・・・
最近ではそれほど思わなくなった。
昔はレース中に争っていたけど、今は戦っているのだろう、多分。
これからも自転車競技に限らず戦うことは続けていくだろうし、争うことはしないだろう。
今一番勝ちたい相手は自分自身。
一番身近で手ごわい上に分からない点も多い。
勝てるとは思えないが、もし勝ったとしてもそれは自己満足だろう。
でも、それは最高の自己満足だ！

いわゆる『できた人』なんて存在しないのだろうか？最近、色々な事が起こりすぎています。
「好き勝手に生きる」と「好きなことをして生きる」は似通っていながら、否なるもの。
自由とは何だろうか？不自由とは？
自由というのは、本当は不自由なことなのか？
そもそも自由なんて存在するのか？
それなら不自由もないのか？？
今現在自分は、極めてアンビバレントな精神状態だと断言できる。
全てを享受し納得出来るようになるのだろうか？
出来なくてはならないのか？それが生きているという意味なのだろうか？
ひとまず、自分はまだまだ発展途上だと考えておこう。
「人間は自由という刑に処せられている」　-ジャン・ポール・サルトル-
「人間に刑期の終わりは来るのだろうか？」　-いぬねこ-